旅行・観光業界で就職や転職をする際に確認しておきたい仕事の種類

コラム2019/03/18

旅行・観光業界の仕事は、一般的な旅行代理店関連の仕事からホテル業まで実に様々です。
現在同業界に転職や就職を考えている場合、仕事の種類を知っておくことで自分にとっての適職が見えてくるかもしれません。
今回は、旅行・観光業界の仕事の種類についてご紹介します。

【旅行・観光業界の仕事①】旅行関連業務

旅行・観光業界の主な仕事として、旅行関連業務がまず挙げられます。
代表的な２職種をご紹介します。

ツアーコンダクター

旅行代理店の企画するパッケージツアーや団体旅行に引率するなど、案内役となる仕事です。
主な業務内容は、ツアーに同行して、旅行計画に従ってツアーが安全かつ円滑に運行されるように交通機関や各種施設との調整や対応を行い、旅程を管理することです。
ツアーコンダクターは誰でもなれる資格ではなく、「旅程管理主任者」の資格が必要です。
海外旅行の添乗員として活躍できる「総合旅程管理主任者」は英語のスキルを活かせる資格なので、自信がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

旅行事務

旅行客の準備段階を手伝いする仕事が「旅行事務」です。
仕事内容として、お客様から「チラシを見た」、「広告を見た」、「サイトを見た」など様々なきっかけから問い合わせがあります。
相談で終わってしまう場合も多いですが、なかにはすぐに申し込みたいという声もあるため、航空券の手配やホテルの確認のほか、オプションとしてレンタカーやレストランの予約なども行うことも少なくありません。
旅行業に携わったことがある方も活躍できますが、マニュアルがしっかりしている企業が多いため未経験でも活躍できます。

【旅行・観光業界の仕事②】ホテル関連業務

旅行時に欠かせない仕事がホテル関連の仕事です。
ホテルの仕事として代表的な5職種を簡単に紹介します。

ロビーアテンダント

ホテルのロビーでの接客、応対をする仕事です。
国内からの宿泊者だけではないため、英語や中国語など語学力が求められるケースがあります。
人と接することが好きな方に向いているお仕事です。

コンシェルジュ

お客様の要望に対し幅広く対応する仕事です。
ホテル内の仕事内容にとどまらず、「近辺で美味しいイタリアンが食べたいから予約してほしい」、「サプライズで妻にプレゼントとして花束を渡したいから用意して」など様々です。
誰かの助けになりたい、貢献したいという思いが強い方にとってうってつけのお仕事です。

レストランスタッフ

レストラン業務を行う仕事です。
調理や盛り付けなどを行うキッチンスタッフやホールで給仕、オーダー対応するホールスタッフ、ドリンクを提供するバーテンダーなどがあります。
お客様から笑顔をいただける素敵なお仕事なので、人を笑顔にしたいといった思いがある方におすすめです。

法人営業

ホテルでも営業部はあり、内容としては企業や旅行代理店にホテルの利用を促す仕事です。
宿泊プランやホテルの設備の紹介をして、数字をつくる職種ともいえます。
ホテルを大きくしたい、数字を作るのが好きという方におすすめです。

ウェディング関連

ホテルのウェディング関連業務を行う仕事です。
職種もウェディングプランナーやテーブルコーディネーター、給仕など様々。新郎新婦の晴れ舞台を飾るやりがいのある仕事です。

【旅行・観光業界の仕事③】全国通訳案内士・通訳ガイド

日本を訪れた訪日外客に対して、外国語を駆使し旅行・観光行動をサポートする仕事です。
これまでは通訳案内士の資格がなければ業務を行うことができませんでしたが、2018年1月より通訳案内士法が改正され、国家資格である「全国通訳案内士（旧通訳案内士）」を持っていなくても有料で通訳ガイドをすることができるようになりました。
資格が不要になったとはいえ、ただ外国語ができればよいわけではなく、日本の歴史や文化に関わる知識も必要です。
さまざまな日本の文化、伝統、生活習慣などを訪日外客に紹介し、おもてなしをします。
人とのコミュニケーションに喜びを味わえる人であれば、きっと楽しめるお仕事です。

【旅行・観光業界の仕事④】イベントスタッフ

イベントスタッフは国際会議や大型イベントでの会場警備や設営、ホールスタッフなど様々な業務があります。
勤務先はホテルや会議場、大型ホールなどイベントが開催される大型施設が多いです。
開催されるイベントのスタッフとなり、来場されるお客様が快適に過ごしていただくお手伝いをします。
国際的なイベントもあるので、語学スキルを活かしたい方におすすめです。