【旅行業界で働くなら覚えたい業界用語集①】あ行編
旅行業界で仕事をする上で、専門用語に関する知識は必須です。
基本的な用語を理解しておくことがスムーズな業務につながるため、ぜひ押さえておきましょう。
旅行業界用語集:あ行
【旅行業界の用語】あ
■アップ・グレード
アップ・グレードとは、航空機の座席のクラスをエコノミーからビジネスへと上位変更することです。ホテルの部屋を上位クラスに変更することも同じくアップ・グレードといいます。
■アライアンス
「同盟」を意味するアライアンスは、航空会社間での業務提携を意味します。
加盟航空会社間では、2社以上の航空会社が1社の飛行機で運行するコードシェア便運航や、マイレージサービスのマイル付与、各種エアパスの販売などを実施しています。
【旅行業界の用語】い
■イミグレーション
イミグレーションとは、航空や港における出入国審査場や入国管理局を指します。
■イータス
オーストラリアの電子渡航許可制度のことで、オンラインでビザ登録して入国許可を済ませるシステムです。
■イーチケット
イーチケットとは、電子航空券のことです。
航空会社のホストコンピューター内に存在する予約情報をメールデータで受信し、プリンタで印刷して使用します。
【旅行業界の用語】う
■ウェイティング
航空券のキャンセル待ち状態のことを意味します。
【旅行業界の用語】え
■エア・オン
エア・オンリーの略であり、航空会社以外の旅行会社等から航空券単体で手配・購入することを指します。格安航空券購入もエア・オンに含まれます。
エア・オンという省略系は、日本でしか通じないので、海外で使用する場合エア・オンリーと省略せずに言う必要があります。
■エコノミークラス症候群
エコノミークラス症候群とは、長時間座席に座ったままの状態で、姿勢を変えずにいると膝裏の血流が滞り血栓ができる病気です。足のむくみを感じたら、エコノミークラス症候群予防のために血行を改善するためにストレッチなどをし、トイレに立つなど体を動かす工夫をしましょう。
尚、エコノミークラス症候群の故障は、エコノミークラスのみが危険との誤った認識を避けるため、日本旅行医学会では「ロングフライト血栓症」との呼称を提言しています。
■エスタ
2009年1月12日に運用が開始となった、アメリカ合衆国の国土安全保障省が導入した電子渡航認証システムです。
2001年9月11日の同時多発テロを機に作られた制度となっています。
アメリカに90日以内の滞在であっても、ESTA(エスタ)の認証がなければ航空機に搭乗できない可能性があります。
【旅行業界の用語】お
■オフシーズン
季節ごとに発生する料金格差を示す言葉です。
閑散期であるオフシーズンは、旅行代金等が安価に設定されている時期となります。
■オンシーズン
オンシーズンは別名ハイシーズンとも呼ばれる、混雑期のことを指します。
混雑期は料金設定が高く設定されていますが、先述したオフシーズンとオンシーズンは実は隣り合っていることが多いため、一日の違いで料金が大きく異なるケースもあります。
旅行を計画する場合、出発日の価格をしっかりとチェックしましょう。
■オーバーブッキング
航空機や宿泊施設などが、実際の許容数以上に予約を取ってしまった状態を言います。
なぜ、このような事態が起こるかというと、予約段階ではキャンセルを見込んで100パーセント以上の予約を受け付けていますが、その見込みが外れるとオーバーブッキングが発生します。
オーバーブッキングが生じた場合、代替案を提案し、それを受け入れてくれた場合は別の時間帯のチケットプレゼントやアップ・グレードなどでお客様に対してサービスを提供する事例もあります。
■オープンジョー
往路降機地と復路乗機地が異なる航空券をオープンジョーといいます。
たとえば往路降機地がパリで、復路乗機地がロンドンというような航空券のことです。
この場合、パリからロンドンへの移動は列車などを使うことで一度の旅でさまざまな都市を周遊することが可能となります。
業界用語を押さえて仕事効率をアップ!
旅行業界で仕事を始めた時、最初の壁となるのがこの業界用語です。
早めにマスターし、業務を滞りなく遂行できるようにしておくといざという時に役に立ちます。